2009年5月8日金曜日

更にサハド

サハドは自分を作ったアブラー博士を父親と慕い、故国の緑化のために命懸けで研究を続ける。
そして数年間枯れずに咲きつづけるチューリップを育てた。

サハドも夢ではないと思わせる話題をひとつ。
ひと月ほど前になるが、ADAMと言うロボットが誕生した。

ADAMは独力で仮説を構築し、それに沿った実験を計画する。得られた結果から推論を行い、さらに次のステップの計画を立てることができる。

すごい。 本当にすごい。 どう表現したらいいか言葉が見つからない程すごい。

ちなみにこのロボット(? それとも人工知能?)、会話は可能なのだろうか?
それとも課題を人間がプログラミングするとロボットが仮説を出力するだけなのだろうか?
後者だとしたらちょっと味気ないかな。

「科学が扱う問題の中には、複雑すぎて人間の手だけでは対処できないものがある。このような問題を解くには、プロセスの自動化が欠かせない。」
これは、ロボットの開発チームのリーダーが言っていることだ。

どことなく自ら作ったロボットを単なる道具とみているようにも感じられるのだが考えすぎだろうか?

単なる偶然だろうが、ADAMもサハドも植物の研究に従事している。
(ADAMはイースト菌について仮説と検証をしている)

ADAMが進化するのかケインやアベルが登場するのか判らないが、人工光合成(植物の高度利用)を研究するロボットは道具ではなく相棒であってほしい。

ニュースソース:世界初、ロボット科学者が独力で新発見
Scienceに発表されたADAMのレポート(概要):The Automation of Science

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